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40年以上お客様に愛され続ける秘訣

家事代行で絶対に守るべき「物の配置」のルール│コレをやると信頼を失います。

ゆっこ先生の画像

創業44年続く「おそうじジョーズ(ハウスクリーニング+家事代行)」代表の、山口由紀子です。

ハウスクリーニング・家事代行の現場に44年間携わってきた中で、私は数え切れないほどの成功例と同時に、多くの「悲しい失敗例」もわたし自身が経験してきましたし、目の当たりにもしてきました。

今回お話ししたいのは、家事代行を始めたばかりの方が特に気を付けてほしい「物の配置のルール」についてです。

正直、この「物の配置のルール」を知らないまま現場に出てしまうと、どれだけ掃除の技術が高くても、どれだけ丁寧に掃除や片付けをしても、お客様からの信頼を一瞬にして失ってしまうのです。

裏を返せば、この「物の配置のルール」を徹底するだけでトラブルを未然に防ぎ、お客様から「あなたに来てもらって本当によかった」と言われるプロの信頼を築くことができます。

それだけ、家事代行のお仕事をする上で「大事なルール」ですので、家事代行初心者の方はもちろん、すでに活動されている方も、今一度「自分はどうだろう?」と振り返るきっかけとして、ぜひ最後まで読んでみてください。

家事代行初心者が陥る「善意の落とし穴」

これは、私の友人が経営するハウスクリーニング会社で実際にあったお話です。

ある新人スタッフが家事代行に入った際、作業のついでに、キッチン回りの調味料や小物を整えました。ご本人の中では、「もっと使いやすそうだから」「こちらの方がきれいに見えるから」という、純粋な善意からの行動でした。

しかし後日、お客様から会社へ、このような連絡が入ったのです。

「昨日来てくれたスタッフさん、私の〇〇をどこにやったの? 見当たらないんだけど……」

悩んでいる女性

スタッフは慌てて確認し、移動した場所を説明しましたが、お客様の不安は消えませんでした。

ゆっこ先生の画像

もちろん、そのスタッフには全く悪意はなく、むしろ「きれいにしよう!」という向上心すらありました。

けれど、お客様からすれば「物がなくなった…」という事実は、悪意があろうとなかろうと「紛失」と同じなのです。

家事代行のスタッフが、お客様の電話に対応しているイメージ画像

なぜ、このような事態になったのか?

家事代行を始めたばかりの方に多いのですが、

少しくらい場所を変えても、より良くなるなら問題ないだろう…

家事代行の女性

と安易に考えてしまいがちなんですね。けれど、お客様にとっての家は何十年もかけて作り上げた「生活の城」です。

いつも鍵を置く場所・いつも薬を置く場所・いつも郵便物を置く場所・いつもリモコンを置く場所のイメージ画像

  • いつも鍵を置く場所
  • いつも薬を置く場所
  • いつも郵便物を置く場所
  • いつもリモコンを置く場所

これらは、お客様自身も意識していないほど自然に身についている「生活習慣」そのものです。

いつもある場所に無いと不安になる

いつもの場所に物がないと、人は一瞬で不安になります。

特にご高齢のお客様であれば、

自分が置き忘れたのかな?まさか誰かに盗まれたのかな?

不安な高齢女性

と、心に大きな動揺が走ることもあります。

ゆっこ先生の画像

つまり、無断で配置を変えることは、お客様の「生活動線」を無断で破壊することと同じなのです。

「整理整頓」と「勝手な配置変更」は全く別物

ここを混同してしまっている方が非常に多いです。プロとして働くのであれば、この違いを明確に理解しなければなりません。

改めて、家事代行にとっての整理整頓とは?

あなたもご存知だと思いますが、もう一度、お客様宅における整理整頓とは何か?振り返っておくと、

お客様が使いやすい状態に整えることです。

それに対して、今回のケースのように家事代行初心者が「よかれ」と思ってつい、やってしまいがちなのが「自分が使いやすい状態に整えること」なのです。

整理整頓とは何か?お客様が使いやすい状態に整えること。のイメージ画像

例えば、キッチンでの出来事

見た目をすっきりさせるために、醤油やみりんの場所を勝手に並べ替えたとします。

しかし、お客様は「右手で醤油」、「左手でみりんを掴む」という、長年の自分なりの「取りやすい位置」で料理をしています。

それを、わたし達が勝手に変えてしまえば、お客様にとっては「きれいになったキッチン」ではなく「使いにくいキッチン」になってしまうのです。

キッチンでの出来事のイメージ画像

ゆっこ先生の画像

きれいになっても、使いづらければそれは「失敗」です。「きれいになった=使いやすい」という思い込みこそ、一番の危険信号だと覚えておかれると、先々で失敗を避けることが出来ますよ。

家事代行は「あなたの家」ではない

家事代行の仕事を始めると、どうしても忘れがちになる大前提があります。それは、

「そこは、あなたの家ではない」ということです。

自分の家であれば、自分の美学で収納し、好きなように配置を変えて構いません。しかし、家事代行の主役はあくまでお客様です。

私たちは、お客様のライフスタイルを維持・向上させるための「サポート役」に過ぎません。「私はこう思う」という自分の主観を一旦脇に置き、「お客様はどうしたいのか?」を常に優先する。この意識の切り替えが、アマチュアとプロの決定的な違いです。

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スレッズやインスタで多いのが、「家でやっている掃除や片付けのやり方を、そのままお客様宅でもやってしまう」ことです。

これまでお話した通り、自分の家でやっていることと、お客様宅でやることは全く違います。それなのに、家事代行のお仕事をキチンと学ばないまま始める方が、本当に多いのです。

結果、どうなっているのか?というと、お客様とトラブルになっていたり、自信を失ってしまっているんです。

ハッキリ言います。家事代行のお仕事を副業感覚でやると火傷します。きちんと、本格的に学ばれてから家事代行のお仕事を始めるのが賢明なやりかたです。

もちろん、わたし達もそうしてきましたし、お客様宅のお家に上がらせて頂く。のですから、どのお仕事でもそうであるように、きちんと学ぶべきなのです。

プロとして守るべき「3つの鉄則」

わたしが、新人スタッフに口を酸っぱくして伝えている、絶対に守るべき鉄則があります。
プロとして守るべき「3つの鉄則」の画像

1:勝手に物を動かさない

どんなに「こっちの方が良さそう」と思っても、まずは現状維持が基本です。お客様の家は、お客様のルールで動いています。そのルールを尊重することが、最初の信頼構築です。

2.迷ったら、お客様に必ず確認する

この棚に収納した方が整理されそう。この引き出しの方が便利そう。

家事代行の女性

ゆっこ先生の画像

そう感じた時は、必ず作業前に確認してください。
こちらに移してもよろしいですか?

家事代行の女性

ゆっこ先生の画像

たった一言、尋ねるだけでいいのです。お客様の許可を得ることは、単なる確認作業ではありません。「私はあなたを尊重しています」という姿勢を示すコミュニケーションなのです。

3:触れてはいけない場所を把握する

お客様には、誰にも触れられたくない領域(聖域)があります。

  • 書類関係の山
  • 趣味のコレクション
  • 特定の引き出し

これらを事前にヒアリングし、絶対に触れない、あるいは掃除をするなら一声かける。

ゆっこ先生の画像

この「境界線」を守れるスタッフは、驚くほど長くリピートされます。

リピートされる人とされない人の決定的な差

家事代行は、単なる掃除の技術を提供する仕事ではありません。

実は、「信頼」「安心感」「コミュニケーション」という、目に見えない付加価値で成り立っている仕事です。

  • リピートされる人: お客様の気持ちを最優先し、自分の判断を押し付けない
  • リピートされない人: 良かれと思って勝手に判断し、お客様を戸惑わせる

リピートされる人と、されない人の違いの比較表

掃除の技術は、練習すれば誰でも上がります。しかし、「確認する習慣」は意識しなければ身につきません。

トラブルが多いスタッフに共通するのは、技術不足ではなく「勝手な判断」です。

ゆっこ先生の画像

私も若い頃、包丁の場所を移動させてお客様を困惑させてしまった苦い経験があります。

キッチンはきれいになりましたが、お客様は自分のキッチンで「迷子」になっていました。その時、プロとしての未熟さを痛感しました。

それ以来、私は初回訪問時のヒアリングを徹底し、よく使う物や定位置、触れてほしくない場所を記録するようにしています。

まとめ|「迷ったら聞く」がプロの基本

家事代行で信頼を失う原因の多くは、掃除の失敗ではなく「お客様との認識のズレ」です。

  • 勝手に捨てる
  • 勝手に片付ける
  • 勝手に配置を変える

これらはすべて、お客様の平穏な生活を乱す行為です。最後に、私が最も大切にしている教訓を胸に刻んでおいてください。

お客様の家の物は、たとえ1ミリでも勝手に動かしてはいけない。

そして、何かを変えたいときは、必ず「聞く」というプロセスを挟んでください。

家事代行は究極のホスピタリティ業です。技術を磨くことはもちろん大切ですが、最後に選ばれるのは「この人なら安心して任せられる」というあなた自身への信頼なのです。

お客様の暮らしに寄り添い、その「当たり前」を大切に守る。そんな誠実な姿勢こそが、あなたを一流の家事代行スタッフへと成長させてくれるはずです。

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家事代行の現場での不安や悩みは、一人で抱え込まずに。

現場での経験を積み重ねることは、お客様の幸せを積み重ねることです。ぜひ、今日から「確認する」ことを一番大切にしてみてくださいね。

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ハウスクリーニング・家事代行歴40年以上/訪問件数延べ10万軒/きれいマイスター協会代表(資格取得講座)/福岡県知事経営革新承認2回取得/福祉住環境コーディネーター2級資格取得/家事代行の資格を仕事に変えるプロ育成スクールを運営

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