家事代行は、掃除や片付けをする人ではありません│本当の役割とは?
今回は、実際に定期訪問していたお客様のお話を交えながら、「家事代行の本当の役割」についてお伝えします。
もしあなたが、「家事代行を始めたばかり」「掃除や片付けが仕事だと思っている」「お客様から長く選ばれる人になりたい」そう思われているなら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
家事代行の仕事は「掃除」だけではありません
家事代行というと、多くの方は「掃除、洗濯、料理、片付け」を代わりに行う仕事だと思われています。
もちろん間違いではありません。けれど、それだけなら誰がやっても同じです。
では、なぜ同じ仕事をしていても、「また来てほしい!」と言われる人と、「一度で終わってしまう人」がいるのでしょうか?
その違いは、お客様の暮らしを見ているかどうかです。

ご依頼は「単身赴任中のご主人」の家事代行
以前、定期的に訪問していたお客様のお話です。ご依頼主は奥様でした。
ご主人は単身赴任中で、一人暮らし。仕事が忙しく、自宅の片付けまで手が回らないため、家事代行をご利用いただいていました。
初回訪問の前に、わたしは必ず行うことがあります。
それは、
- してほしいこと
- してほしくないこと
- を細かくヒアリングすることです
家事代行は、お客様の生活の中に入る仕事
だからこそ、お客様の「当たり前」を知ることから始まります。
訪問して驚いた光景
実際にお宅へ伺うと、奥様から聞いていた以上の状態でした。
お酒がお好きとは聞いていましたが、キッチンには空き缶や空き瓶が山積み。一本、二本ではありません。分別してみると、なんと、ゴミ袋5袋分!

相当な量ですよね💦 初めて見る人は、ぶったまげると思います。わたしも驚いたので(汗)
家事代行はゴミを持ち帰りません
ここで大切なのが「契約」です。なぜなら、わたしたち家事代行はゴミを持ち帰ることはしないからです。このことは、「契約書にも明記」しています。

ゴミは地域のルールがあります。
それも理由の1つで、わたしたち家事代行は勝手に持ち帰ることはできないのです。
そこで、わたしたちは以下の手順に沿って行動しました。
- 分別を行い
- ゴミ袋へまとめ
- 冷蔵庫にメモを残しました
- 「地域のルールに沿ってゴミ出しをお願いします」
- そして奥様へは、写真付きで作業報告をしました
数週間後…再び訪問すると、
あれだけあったゴミ袋5袋は、きれいになくなっていたのです。
それだけではありません。その後も定期訪問を続けましたが、以前のような大量の空き缶や空き瓶は、ほとんど見られなくなったのです。
「お酒をやめられたのですか?」と、あなたは思われたかも知れませんが、禁酒されたわけではありません。
奥様にお聞きすると、
そうなのです。そして、以下の両方を実感されたことで、
- 大量の空き缶を自分でゴミ出しする大変さ
- 片付いた部屋で暮らす快適さ
自然と暮らし方が変わったのです。
さて、ここで冒頭の話に戻ります。
先ほどの事例を読まれて、勘の良いあなたも気づかれたかと思いますが、そうです。
わたし達は、先ほどのお宅の床をキレイににしたいわけではありません。キッチンを片付けたわけでもありません。
その先にある、お客様の毎日の暮らしが、少しでも快適になってほしい。そのために掃除や片付けをしているのです。

家事代行は「行動」を変える仕事でもある
今回の事例では、掃除をしたことで「ご主人の生活習慣」が変わりましたよね。
ここで改めて大切なポイントは以下3つ
- わたしたちは、「禁酒して下さい」とは言っていません。
- 「もっと片付けてください」とも言っていません。
- ただ、暮らしを整えただけなのです。
すると、ご本人が自ら暮らし方を見直されたのです。見直されるって、とても素晴らしいことですよね。

選ばれ続ける家事代行が見ているもの
選ばれる家事代行は、目の前の汚れだけを見ません。
見ているのは次の5つ
- お客様の生活習慣
- 毎日の動線
- 暮らしやすさ
- 心のゆとり
- 家族との関係です
まとめ|家事代行の仕事は「暮らしを整えること」
家事代行は、確かに掃除や片付けをする仕事です。
けれど、今回の事例でお分かりのように、家事代行のお仕事で本当に価値があるのは、その先(暮らし)にあります。
- 部屋が片付けば、気持ちも整う。
- 暮らしが整えば、行動も変わる。
- そして、人生まで少しずつ変わっていく。
わたしは、44年間の現場で そんな瞬間を何度も見てきました。
だからこそ、家事代行を目指す方には、「ただ単に掃除や片付けをする人」ではなく、「暮らしも整える人」になってほしいと思っています。
その視点を持てるようになると、お客様との接し方も180度変わってきます。また、物事の視点や見える景色も大きく変わります。



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